ウォーキング人口が高まり、歩く余暇を充実させるための、あらゆるグッズが世間に出回っています。
歩数計、トレッキングポール、冬用のインナーや夏の冷却タオル、それにスポーツ飲料なども様々な種類がありますよね。
でも、スポーティーなアミノ酸系スポーツドリンクにも勝るとも劣らずな飲み物があります。
そうです。「白湯」です。
普通の冷ましたお湯やんけ！（＞０＜）と思われる方も多いと思いますが、一見プリミティブな、ただの「白湯」がいかに健康志向で、とくにウォーキング後に飲むのにふさわしい飲み物であろうか、というのが今日のお話の主旨です。
「白湯」は食後の体内の消化を良くする健康飲料！
あなたがご飯を食べると、食べたものは喉から食道、胃を通って十二指腸、小腸へと、消化されながら進んでいきます。辿りついた小腸では栄養分が吸収され、私たちは食事によって生きるエネルギーを確保できる、という寸法です。
人間の身体は口からお尻までの一本のホース！とは言い得て妙ですね。
そのホースの途中で栄養だけが身体にとりこまれ、それ以外の老廃物が下から出てきて捨てられる。超高性能なのですなのよ人間の身体はっ(笑)
その栄養分の取り込みの機能をＵＰさせてくれるのが「白湯」なんです。
白湯の持つ熱量が、小腸をはじめとする内臓の働きを活性化させ、消化を良好にします。
この消化する力＝消化力のことを「アグニ」と呼びますが、この「アグニ」が高まるというとは、つまりは消化されないままの「未消化物」がだぶついて体内に残ることを阻止する、という効果につながります。「未消化物」は体内に蓄積されると様々な病の遠因となりますから、これを減らせる「白湯」のもたらすメリットは甚大です。
食後にウォーキング！そして一杯の「白湯」！
身体を温めると血液の循環がよくなり、冷え性の改善はもとより、全身の代謝もよくなります。
食後のお散歩やウォーキングによって、食べたものが胃から小腸へと流れていく過程での「アグニ＝消化力」を高めますから、普通に食事のあとに歩くというだけで、消化も促進、代謝の活発化で脂肪が燃焼し、ダイエット効果があるといわれています。
だからみんな食後に歩いているんですよね！（＾－＾）
そこに「アグニ」を高める効果の「白湯」を取り入れて、ウォーキングで高まった体温を内側から維持すれば、さらにダイエット効果がプラスされることは明白ですよね。
世の中には多くのスタイリッシュなスポーツ飲料があふれており、テレビＣМでも盛んに喧伝されています。でも、少し考えればわかることです。人間にとって一番親和性があるのは「水」です。
それも一度温め、沸騰させた後、飲めるくらいの温さにまで戻した「白湯」として体内に取り入れるのが「アグニ」を高めて全身の代謝、健康に寄与するという意味で、ベスト・チョイスと言えると思います。
作ってみよう！美味しい「白湯」を！
簡単です。水をヤカンにかけて、お湯を沸かせばよいのです。
ただ、そういってしまうと身も蓋もないので、少し勿体ぶってお話ししてみます。
①ヤカンと水を用意する
②ヤカンに水を入れ強火にかける
③沸騰したらヤカンの蓋を外します。
④１０分以上は沸騰させ続けます。
⑤火を止めます。飲めるくらいまで冷めたら飲みます。
アカン！（－０－；）ぜんぜん勿体ぶってないやん！！
それでは補足的に説明していきますね。
ヤカンですが、別に普通にホームセンターやドンキで売っているものでかまいません。
ただ、私は以前に奮発して南部鉄の鉄瓶を購入し、両親にも同じものを贈りました。
南部鉄の鉄瓶で水を沸騰させると鉄分が染み出し健康によいといわれています。
そのおかげ、とは言いませんが、後期高齢者の両親はいまも健在です。
電気ポットや火を使わないＩＨでお湯を沸かしているご家庭もあると思いますが、水道水を使われるならヤカンがお薦めです。
水道水には塩素消毒のために生じたトリハロメタンという発がん性のある有害物質が含まれており、沸騰直前の状態になると、過熱前にくらべ最大３，６倍の含有量となった！という研究報告もあるそうです。
このトリハロメタンは沸騰時間を１０分以上継続させることで激減するといわれており、上記の③でヤカンの蓋を外して１０分以上沸騰させ続けるのは、このトリハロメタンを逃がすためです。
いっそ「白湯を飲むための水は天然水！ミネラルウォーター！」と割り切ってしまうのも一案です。
とにかく「白湯」ならリスクが少ない
これにつきます。お湯を沸かして冷まして飲むだけですから、対してお金もかかりません。
もしも際立った効果がでなかったとしても、ほかの人工的な薬品を摂取していたわけではないので副作用もありません。
繰り返します。お湯を沸かして飲んだだけなのです。金銭的にも健康面でも、失うものもリスクもありません。
「ものは試し」とお気軽に、まずは２週間やってみてください。身体が明らかに変わってきたな？という「感覚」をつかめたとしたら、おそらく継続につながると思います。
人工甘味料の入ったドリンクを飲んでいた人は、その習慣を「白湯」に替えただけで、その瞬間、勝利宣言してよいです。
だって、あなたはその時、確実に健康嗜好への階段を一歩登ったのですから。
お散歩、ウォーキングの習慣を持たれている方は、歩き終わって身体の燃焼が続いているうちに一杯の「白湯」を補給して、代謝のさらなる促進を狙ってみてくださいな。
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