挫折しないでポジティブにウォーキングを継続するコツ3選

あきらんウォーク

肥満や血糖値の関係などで、医師から歩くことを強く進められているひとは多いと思います。
かくいう私もそのひとりです。
でも、周りから言われたことを動機に開始したことは、なんとなく「押し付けられた」「命令された」感じがして、どうもモチベーションがあがらないよなぁ、ということがないでしょうか?

もちろん医師はあなたのためを思って専門家としての提案してくれているわけですし、理屈では「ウォーキングすることが賢い選択」であることはあなただって重々承知していると思いますが、理屈と感情は別です。
「やらされ感」は、やはりどこまで行ってもネガティブな感情なので、なかば無理やり、それをポジティブな方向に舵転換させてあげる必要があります。

どういう形にしろ「ウォーキングを継続して健康を取り戻す」ことができればよいのですから。最終的に。

今日は私の経験則をベースとして、そのための「心の持ちようの工夫」を3つほど共有させていただきますね。
実際、私はこの3つの思考を取り入れて、毎日楽しくウォーキングを継続できています。それも皆さんにお伝えしたいと思います。

義務感を持たないで「楽しいから歩くんだ」と言い聞かせる

以前に仕事でとても辛いプロジェクトを任され、精神的にも肉体的にも疲労度がMAXになった経験があります。
そのとき会社の先輩からこうアドバイスをもらったんです。

「朝おきて洗面所で顔を洗った後、鏡に向かって『今日も大仕事だ!強敵だ!楽しいな』と言ってニコッとわらってみろよ」と。

いい大人がそんな子供騙しのようなことができますかってんだ!(怒)って内心むっときましたが、本当に心身ともに追い詰められて、しかも会社は好きで辞めたくなかったので藁をもつかむ思いでやってみたところ、最初の数日間はそんな鏡の中の自分が滑稽で苦笑いすること頻りだったのが、しばらく経つうちに本当に辛い仕事から「逃げたい」という思いが雲散霧消していきました。野球の野手でいうところの「へいへい!バッチこい!こっちに打ってこい!」状態に変わったのです。驚きました。

毎朝わずか10秒の鏡に向かってのニコニコタイム。うまく行かなくっても失うものは何もありません。
そして、必ず効果がありますから!やってみてください。

余談ですが、その先輩には今も感謝しており、先輩が別の会社に転職されたあとも交流は続いています。

さて、あなたが「健康のためにウォーキングをしなくっちゃ」という「やらされ感」ありありの受動的な動機で歩き始めたとします。
その動機自体はそれで全然かまいません。素晴らしいことです。
でも「しなくっちゃ」をいつまでも引きづっていると、いつか必ずモチベーションが低下して「歩きたくないな」と思う日がきます。

そういうことにならないように、最初は嘘でもよいから、本当に騙されたと思って「いまから歩こう!たのしみだな!」とコンパクト鏡に向かってでもなんでもよいので、顔を映して笑顔で言ってみてください。いま「騙されたと思って」と書きましたが、本当に脳を騙すんです。
鏡のない人は、スマホのカメラを一瞬だけ自撮りモードに切り替え、そこに映る笑顔の自分に語り掛けてください。

繰り返します。たった10秒です。そして失うものはなにもありません。

歩く時間をゲーム化する

幼い頃、両親にトミー(当時)の「ブラックレーサー」というエレメカのゲームを買ってもらい、熱中して遊んだことを今でもたまに思い出します。

このゲーム、B5判ノートくらいの弁当箱のような黒い筐体の下側にハンドルとギアが付いており、上にゲーム画面があります。
スタートボタンを押すと、画面の上面からどんどん車が後ろ向きで迫ってくるのです。ぶつからないようにハンドルでかわしながら自分の車(画面の下側にハンドルで左右に動く車型のフィルムがある)を操作するのですが、目の錯覚で恰もそれらの車を追い抜いていくように見えるというゲームです。文才がないからちょっと説明が難しいですね。単純なゲームでしたが面白かった!いまも実家の物置を探せばあるはずです。

さて、何が言いたいかといいますと、ウォーキングするとき、たまに私はこのときの「ブラックレーサー」で遊んだ経験を思い出し、道を歩いている人を「かわす車」に見立てて、速足で歩きながらスイスイ追い越していきます。
「いまから100mくらいの直線道路がある。むこうにたどり着くまでに30台(人)は追い抜こう」と心の中で決めて、スタスタと歩いてごぼう抜きしていくのです。

幼稚な行為ですが、あくまでも人を車に見立てているのは自分の心の中のことであり「邪魔だ!どいたどいた!」と道行く人を後ろからあおったり、実際に後ろから肩をぶつけたりしないかぎり、周囲の人になんの迷惑をかけるわけではありません。いうなれば「罪のない想像」です。

私の場合は幼い頃に遊んだ「ブラックレーサ」というエレメカゲームの再現ですが、皆さんのなかにも感情移入できることがあるはずです。
たとえばサッカーをやっていたひとなら、道行くひとを相手選手にみたてて、華麗なドリブルで抜いていくことを想像するとか、箱根駅伝が好きな人は、自分が選手になって「花の2区」で何人もの他大学選手を抜いていくことを想像するとか。

繰り返しますが、実際に周囲のひとにぶつかったり、邪魔がられたり「行動として迷惑」をかけてはいけませんよ。
あくまでも脳内で完結させる「楽しい想像」の範囲で!

いつでもやめられると思う

2つ前の項の「義務感を持たない」というのと表裏なのですが「続けなきゃ」という気持ちが負担になり、やがてはストレスという「魔物」になってくるわけです。本当に続けたい!と思うのでしたら、はやる心はあえて捨てて「別に嫌ならばいつでもやめられるし」と思うことです。両肩にのしかかる切迫感がストンと落ちます。
「いつでもやめられる。でも、いまはまだ続けているんだ」という気持ち、これを自分に言い聞かせているうちに本当に気が楽になりますから。そうして続けられますから。本当です。

別の例えを言いますと、無風地帯で身体が揺さぶられる心配がなくても地上10メートルに幅2メートルの手すりも壁もない一本橋があったら、そこを渡るのは恐怖ですよね。
「落ちたら死ぬ」という現実が脳裏をかすめるからです。2メートルの幅があるなら、普通によろけずに歩けば何の問題もないにも関わらず、です。

遊園地のジェットコースターだって、年十年も営業していて死者がひとりも出ていなくても、実際に乗ったら怖いですよね、

そういうとき「ここは地上10メートルじゃなく、すぐ下は土なんだ」とか「ジェットコースターは5分後には止まる。何の心配もないんだ」と心からそう思えたら怖くはなくなるんです。

あれ?話が脱線しました・・・(苦笑)すみません・・・。
つまり、こういうことです。「絶対にやめられない!やめるわけにはいかない!」と思うと続けるのが辛くなり「いつでもやめられる。いまはそうしないだけ」と思っていると続けられる。すべては心の持ちよう次第ということです。

柔道部にいた友人が「今日の部活が最後!稽古を終えたら退部届を出そう」と、実際に退部届をカバンに忍ばせて部活に通い、なんとなく「明日まではやってみるか」と一日延ばしにしていたら、3年間続けられて、県大会で優勝した、という例も、この文章を書いているうちに思い出しました。

ずいぶんと話が逸れましたが、だれもあなたにウォーキングを強制していません。
明日あなたがウォーキングをやめても世界の株価には影響はないです。ひとも死にません。
だから気軽に「いつやめてもよいんだ」という気持ちで、とりあえず今日一日のウォーキングをしてみたらよいと思います。

今回はあくまでも私の経験、実践をもとに3つの対処法を書かせていただきました。「ウォーキングを続けたい!続けなきゃ!」と考えておられる方にとって少しでも、なにかのお役に立つようならば嬉しいなと思います。

それでは、また!

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