ウオーキングをしたいけど忙しくてまとまった時間がとれない、という方は多いと思います。
世の中はだいぶん豊かになりましたが、まだ一般の庶民が時間の制約なく暮らしていけるほどではありません。
私も生きる手段のお給料を得るために、今日は朝7時半から夜22時まで、重要資料の作成で朝昼晩なしに働きづくめでした。
まあ、こういうのは極端な例で、毎日がそんな奴隷的な労働形態ではないのですが、やはり慢性的に多忙な状況ではありますね。
さて、私と同じような悩みを持つ、そんなあなたに今回お薦めしたいのが大掛かりな準備も時間も必要ない「ちょこまか歩き」です。
長く歩こうと思うとハードルが高く長続きしない
たとえば「毎朝早起きして近所を30分歩こう！」と思い立ったとします。
とても立派な心掛けですが、朝の30分ってとっても貴重ですよね。
まとまって30分を、しかも毎日ずっとなんて、なかなか継続が難しいと思います。
30分歩くには、歩くためにトレーニングウエアに着替えたり、柔軟体操をするような事前準備も必要ですし、歩き終わって自宅に戻ってきてからも、少し安んでシャワーを浴びて、髪の毛を乾かして・・・
などとやっていたら、30分歩くだけでなく、前後も含めて1時間は費やしかねません。
「ちょこまか歩き」でこまめなウォークを積み重ねていこう！
では具体的にどうするか？ですが、こんな方法はどうでしょう。
自宅から駅まで「ウォーキングを意識して」スタスタ歩いて10分。
これを往復するだけで、もう20分です。
あとは昼食後の昼休みに10分だけ、腹ごなしに会社の周囲を歩けばもう30分です。
「いやいや、通勤はもともと歩くし」と思われるかもしれませんが
ウォーキングを意識して歩くのと、普通に通勤路として歩くのでは
意識も効果も天と地ほどに違います。
たとえばウォーキングを意識すれば、それだけで両手は大きく振り、歩幅も自然と大きくなりますよね。姿勢よくハキハキ歩けば、それはもう通勤ではなく自宅から駅までの立派な「プチ競歩」です。
「ちょっとしたこと」を探してウォーキング！見つけてみよう
あなたのオフィスがビルの５階だとしたら、階段を使えば優に100段は超えるでしょう。これはスクワット50回をしたのとほぼ同じ、立派なレジスタンス運動です。
また、近くのコンビニより、少し先のスーパーへ行くとか、一本道で普通なら５分でつくような目的地に、わざと回り道して10分でいくとか、これだって往復で10分のウォーキング時間確保です。
会社でお手洗いに行くとき、ひとつ上の階のトイレを使用する、というのも、階段を使用し僅か数十歩の捻出ですが、毎日やっていたら数か月後には効果抜群だと思います。
まとめて時間を確保して歩くと「ウォーキングを満喫した」という達成感はあり、それはそれで楽しいので、可能であれば是非とも実践頂きたいのですが、どうしても多忙で難しいひとは「ちょこまか歩き」を多用して、こまかくポイントを積み重ねていきましょう。
昔は「20分以上続けて運動しないと脂肪が燃焼しない」などと言われていましたが、最近の研究では細かく分散しても、総時間が同じならば、遜色ない効果が得られるとのことです。
ハードルが高く、モチベーションが必要な「まとめ歩き」は継続が難しいよね・・・と思う方は、無理せずに生活の中で意識して移動を「ウォーキング化」する「ちょこまか歩き」を取り入れてはいかがでしょうか。
「どれだけやるか」ではなく「やるか、やらないか」です。
コメント