新型コロナ禍での些細な独り言です

あきらんコラム

今日は少し取り留めのないことを書きます。

このブログ記事を書いている2021年1月現在、
新型コロナ肺炎が世界的なパンデミックとなり猛威を振るうなか、関東の1都3県に緊急事態宣言が出され、多くの方々が外出を自粛し、あるいは在宅勤務を強いられていることと思います。
数日後には関西の3府県にも同様の措置がとられるということです。

お店や会社の経営が逼迫し今日明日の生活に困窮してしまっている方々、現段階で辛く苦しい闘病をされている方、それを必死に支える最前線の防波堤ともいえる医療現場の方々・・・・。

今回の新型コロナ禍は世界中の方々の人生設計に深い影を落とし、本来ならば叶えられただろう夢や可能性を諦めなければならない事態に追い込まれている方々も大勢いらっしゃることと危惧しています。

苦しい情勢の中、首の皮一枚で踏みとどまってお店を切り盛りしていた方々にとっても、今回の事態はもしかしたら「トドメの一撃」になってしまったかもしれません。

今日(1月11日)は「成人の日」で祝日でした。

お昼に駅前の商店街へ買い物に出かけ、晴れ着姿の新成人を多く見かけました。
その姿を遠目に「この事態に成人式なんかしやがって」とあからさまに小声で毒つく人もも見かけましたが、人生にたった一度の成人式を盛大に、マスお祝いできず、マスクをしながら晴れ着を着ている彼女たちが本当にかわいそうでなりませんでした。

新成人の皆さん。くじけないで。立派な大人になってほしいです。

子供の頃から戦争の歴史の本をたくさん読んで育ってきました。
平和で恵まれた世の中を生きてきた私にとって、書籍で読む戦争は単なる「過去の歴史」でした。
でも、最近思うんです。いま、この世界は「いつ終わるともしれない戦争のさなか」にあるのではないか・・・って。

平和だった2019年までの時代は今や過去の過ぎ去った歴史です。2020年から、世界は「新型コロナウイルス」との戦争状態に入りました。
そして、この忌まわしい戦争はいつ終わるとも知れないのです。

いま、私たちは静かな絶望の世界に生きています。そして、映画やドラマのような「正義のヒーロー」はここには登場してくれません。国民が生命を守るために懇願しても、生活を守るために援助を請うても政治家は絶望的なまでに国民の願いを冷徹に退け続けます。

私は知っています。昨年4月の緊急事態宣言で、日本政府の求めるままに、世の中のことを思って泣く泣く営業を自粛した店が、その後、充分な援助を得られず、その何軒もがお店をたたむ憂き目をみています。政府の要請を無視して、深夜まで営業を続けた強気な店舗はいまも生き残り営業を続けています。
自粛したお店も、無視して営業をつづけたお店も、どちらも被害者であり、どちらも悪くありません。
ただ、確実に言えることは、今の日本という国に「正義」や「道徳」は通じなくなっているということです。

厳しい時代です。

ただ、私は思うんです。苦しいのは自分だけじゃない。辛いのは自分だけじゃない。
みんな苦しんでいる。みんな歯を食いしばっている。乗り越えようと必死になって藻掻いている・・・・。

独りだったら挫けてへたり込んでしまうことも「大変だよね」「頑張ろうね」と一緒に分かち合い、語り合えるひとがそばにいたなら、なんとか頑張りつづけられるんじゃないか・・・って。

うまくまとまらないけど、この世の中に絶望して、心が行き詰ってしまっているひとがもしこの文を偶然みてくれたのなら、もう一度だけ周囲を冷静に見まわしてほしいな、って思います。

「大丈夫、あなただけじゃないよ」

今日はこの、ありきたりの一言が言いたくて、そのためだけに、ずらずらと長ったらしい文章を書きました。

おやすみなさい!またあしたね。(●^-^●)

コメント

タイトルとURLをコピーしました