「七宝麻辣湯」(飯田橋店)で薬膳・春雨スープを食して発汗しまくりの記!

あきらんイート

JR飯田橋駅から徒歩10分くらいのところにある「東京大神宮」を参拝した帰り、小腹がすいたので、14時過ぎでしたが、少し遅めのランチを食べようと路地を散策しました。

幾つか軽食系のお店や家系ラーメン屋さんなどを彷徨いましたが、大手チェーンではない小さなお店はどこも現金オンリー。日本はまだまだキャッシュ信仰が高いですね。
実はその日、私は楽天カードとSuicaしかもっておらず、現金はわずか数百円。ATMで現金をおろせるキャッシュカードを所持していなかったのです。

「どこかカードで食事できるところはないかなぁ。なければサイゼリヤかマクドナルドにでも行くか」と半ば諦めかけたとき、このお店の前にたどり着きました。

「七宝麻辣湯」(チーパオマーラータン)

「薬膳スープ春雨!」という看板に魅かれました!

そしてそして、これが決定打!玄関の窓に信じられない文字を発見!この日、現金の持ち合わせがない私にとって、まさに運命的としか思えん!

と、いうわけで、一体全体どんな料理なのか、あまり詳しくない「麻辣湯」のお店の暖簾をくぐることにしたのです。

麻辣湯とは?薬膳スープ春雨とは?

このお店ですが、30種類以上の薬膳素材に辛さ・旨味・香りをブレンドした特製スープが売りなのだそうです。
ショウガやシナモン、羅漢果、棗(なつめ)、クミンなど、漢方薬やスパイスに使用される素材を盛り込んで、発汗作用、整腸、疲労回復、滋養強壮など、数えあげたらキリがないほどの効能をうたわれた素材を使用して「辛くて旨い!レベルに味付けをしたのが「薬膳麻辣湯のスープ」なのだそうです。
期待が膨らみますね。

因みに後でお店のホームページを見ましたところ「麻辣湯」の「麻」は花椒などの痺れる辛さ、「辣」は唐辛子などのピリッとした辛さ、そして「湯」は実は中国語では下に「火」がつく日本の常用漢字にはない字が使われており「ヤケドするほど熱い」という意味合いなのだそうです。
このお店の開業時に、その常用漢字外の文字を使わず、スープという意味の「湯」を当てて「痺れて辛いスープ」というコンセプトでオープンすることとしたそうです。

「麻辣湯」というのは中国四川省の発祥で、このような薬膳スープに春雨と野菜を加えて煮込む料理のことですが、この「春雨」が個人的にはクリーンヒットのように思えます。
薬膳のスープは辛く重厚なテイストなので、麺がゴテッとしてしまうと重い一品になってしまいますが、春雨という無色透明な素材が、このスープを活かすのに適していますよね。

春雨の効果については改めて後述します。

トッピング満載!3品までは基本料金!

さて、「麻辣湯」とは何じゃらほい?という点について、私もそれなりに勉強し、皆さんと整理してきました。

いよいよ、ここからがこのお店のレビューです(笑)
(やっとかよ・・って言わないでね)

まずお店に入ると、席に座る前にトッピングのチョイスを求められます。

この店のルールはこんな感じ。
さらっと斜め読みしました。

つまりは春雨の薬膳スープに入れるトッピングを3つまで選んで、それを使って調理してもらうことで基本料金が750円というわけ。
スープを特殊なものにしたり、トッピングを4種類以上選んだり、春雨の大盛りや中華麺への変更など、なにか追加でフレキシブルなオプションを選ぶたびに、追加料金が課金されていきます・・ってことですね。

食材は40種類以上あるとのことです。
自分で選んでボールに入れて、席に座って店員に渡すと、そこから調理がスタートするという仕組み。

なにを選んだらよいのか、よくわからないのでテキトーに「名前忘れたけど葉野菜」「ワンタン」「エビの肉団子」を選びました。一応、なんとなくバランスを考えたつもり。

カウンター席に座ると、ボールに入れたトッピングを店員に渡し、オプションがないかの確認を受けます。
私はもう「基本セット750円」で完結させるつもりなので、その辺は特になし。

テーブルの白と赤のタイル、おしゃれですね。
昔持っていた、ツクダオリジナルの「スネークキューブ」を思い出しました。

辛さについてはお店がオススメとしている「2番」(中辛)にしておきました。
ランクとしては「0番」(白湯)、「1番」(ピリ辛)など、辛い物が苦手な方や初心者向けのレンジから、「3番」(大辛)、「4番」(激辛)、「5番」(極辛)という、字を読んだだけで躊躇してしまうものまでありますが、あまり辛い物が得意ではない私は「1番か?2番か?」で30秒ほど迷いました。
まあ、せっかく辛いお料理をいただくお店に入ったのだから、ということで「2番」にしました。

因みに「4番」(激辛)はお店のホームページをみると「思わず口から火をふきます」とあります。
じゃあ「5番」(極辛)は??っといいますと「1度はチャレンジしてみたい」と書いてありました(汗)。

答えになっていない・・(-0-;)こわい~。

いよいよ「麻辣湯」登場!まずは薬膳のスープに注目!

じゃーん!(∩´∀`)∩ 運ばれてきました!

見た目、四川風担担麺のような装いに見えますね。
でも、いくぶんそれよりもスパイシーさが顕著な気がします。湯気と一緒に辛いのが明白な香りが
鼻腔をくすぐりますので、もうスープをひとくちすする前に

「辛いよなぁ!辛いだろう~!これわっ!」

というのは確信しました。

でも、これを食べないと食べ終わらないし、食べ終わらないと帰れない(当り前じゃ!)のでレンゲですくいあげて、スープをひと口食しました。

「旨い!辛いけど旨い!あ!耳の後ろから汗がじわっときた!辛い!でも旨い!」

と、くるくると脳内で10秒くらいの間に色々な感情が駆け巡りました。
でも、このひと口で私は満足しました。「2番」にしたのは正解だった!って。

辛いのが苦手な私ですが、この「2番」(中辛)のスープをすすったとき、
辛さよりも旨さが勝っていたということは、きっともし「1番」にしてしまっていたら「あれ?物足りないかも」と思ってしまった可能性大です。

人間「辛さで汗をかく」という行為は、実は快感です。
新陳代謝が活発になり、身体が一気に燃焼し始めからこそ発汗したのです。それは、まんまサウナに行きたい人の欲望と一緒です。
「おお!汗が出てきた!」と嬉しくなりました。
さらに「薬膳のスープを飲んでいる」という事実が、さらに自分自身に「俺って今、身体にいいことしているぜ」的な満足感を覚えさせることにつながって「汗よ!もっと流れろ!」的な心の高揚感が満ち溢れます。そして、2口、3口とスープを飲み進めると、さらに汗が出てきて、いよいよ「サウナ・ハイ」に似た喜びの感情を覚えました。

トッピングの具!そして春雨!その意外な効果とは?

そのまま薬膳スープを飲み干すだけでも満足の域に達しそうでしたが、先ほどトッピングで選んだ3種の具と、春雨の存在を忘れてはいけません。

まずは肉団子、葉物、ワンタン等ですが、これらはさすがプロがトッピングのレパートリーに加えるだけあって、3種とも、薬膳スープと一緒に過熱され、旨さと辛さが交差した「良い塩梅」に仕上がっていました。

ワンタンや肉団子は、無造作に口の中に放り込むと「アチチ!!」となります。
小さな子供のように「ふうふうして」冷ましてから食べました。喉越しするときにもまだ辛いです。
普通に私が好きでよくいただく「キムチチゲ」の具材でも、そういう状態にはなりますが、この薬膳スープは、レベル的にそれらとは一線を画します。恐るべし!なテイストです。

次に春雨!これはもう素晴らしいの一言に尽きます。

なにが素晴らしいって、春雨は薬膳スープの「熱くて辛い」を「冷却・中和させる効果」を担っていました。
口の中が熱くてヒリヒリしているとき、春雨をすすると、そのヒリヒリが緩和されるような気がして、口内と喉に心地よいです。

辛さのなかの「旨さ」がさらに引き立ちます。
具体的な表現でいうと、春雨で辛さが「2番」(中辛)から「1番」(ピリ辛)にシフト・ダウンされます。

辛くて旨い!薬膳スープを身体に摂取したいけど、刺激が強すぎて食べられなーい(><)と悩んでいる人は、春雨で中和させながら摂取すれば大丈夫ですから安心してください~!

というのが私の率直な感想かな?

完食しました!ごちそーさまです。汗だらだらでしたが快感を覚えました(笑)

さいごに

お店を退去して、電車に乗って家路に帰る途中に気づきました。
「あ!あのお店の味・・・、行ったことあるかも??」って。

帰宅してからホームページで調べましたが、東京都内に4店舗、関西に1店舗のチェーン展開をしているとのこと。
そのうちの「渋谷店」・・、やっぱり行ったことありました(笑)

もう10年近く前、若かりし頃、合コンで行きました。(^-^;)
「有名モデルも来るオシャレな火鍋の専門店」ということで女子側が希望したお店でした。
火鍋を食べて、二次会でカラオケに行ったなぁ~(遠くを見る・・・)

「渋谷駅近くにある薬膳火鍋のお店」と「飯田橋の麻辣湯のお店」の2つの店舗が私の中でつながりませんでした。
だいたい「麻辣湯」という言葉自体をしりませんでしたし・・・(汗)

確かに飯田橋のお店も、カウンターに座って汗をかきながら食べている私の両隣の方はいづれも若い女性客でした。

「火鍋」「薬膳」というキーワードは女子に人気といいますが、いやいや男性だって、食べ応えもあるし、汗のかき応えもありますよっ!

今回のお食事で、私も「麻辣湯」の魅力に感化されました。
また食べに行きたいなぁ~。と率直に思いましたので、皆さんにも共有させて頂きたいと思って今回、ブログに書かせていただきました。

あくまでも個人の感想(それも偏った(笑))ですので参考程度に読んで戴けましたら嬉しいです。

それでは!また~(^-^)/

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